Vestax UP-1 <Phill Upcharch model> (1993)
YAMAHA AE-1200も一頃は弾き込んでそれなりに音は出たのですが、使い始めて10年くらいしてから、急に音の抜けが悪くなりました。このときGibson ES-335もありましたが、やはりフルアコでジャズをやりたかったので'95年頃に渋谷で買いました。勿論、初めはGibsonのL-5などが欲しかったが、良い状態のものがなかったり、あっても高価でそのときの予算では手が出ませんでした。丁度そのころJAZZ LIFE誌にこのVestax UP-1が紹介されていて、記事ではほとんど興味を持てなかったのですが、たまたまPACOで試奏してみたらいっぺんに気に入ってしまいました。小振りなボディーの割に弾いたときの手に伝わる振動がしっかりしているし、生音も結構鳴っています。スケールが630mmと短いのが難点(ES-335もSuper400もRamirezも660mm)ですが、その分、手の小さい私には弾き易いです。オリジナルのピックアップのまま使用してますが、少々、音が甘くなりがちなので、輪郭がぼやけないようにセッティングに注意する必要があります。加えて私のSuper400に比べるとアンプやスピーカーとの相性などもそれほど気にせずに使えるので重宝します。真空管のアンプでゴリゴリ弾くと意外と良い感じです。小振りで割と軽いので持ち運びも便利。ギター担いで電車などで移動する必要があるときはよくVestaxを使用します。色もかなり気に入ってます。
購入店(年):PACO(渋谷, 1993)
Uichiro Trio
市川 宇一郎 d
木下 透 b
秋山 映一 g
2003/5解散