Juan Hernandez, Profesor Custom Elegut (2006)
最近のエレガットはエレキギターとの持ち替えを意識して、ネックが細かったり、弦高が低かったり、カッタウェイのうえ胴が薄くて生では全く鳴らなかったり・・・と今ひとつ気に入りませんでした。このスペイン製Juan Hernandez(ホアン・エルナンデス)は普通のガットギターProfesorに、ピエゾピックアップのFishman Natural 1が取り付けてあります。最近はボリュームやイコライザーやチューナー、ピエゾマイクとコンデンサマイクのミックスなどいろいろ機能の豊富なエレガットが多いですが、そういうギターは言い方は悪いですがヤマハの一番安いエレガットで十分です。ヤマハのギターは安くても作りは相当良いです。
ピエゾピックアップのみでボリュームもEQも付いていませんが、名前の通りナチュラルな癖のない音がします。弾いている感覚は限りなく普通のガットギターと同じで全く違和感がありません。LR. BaggsのGigproをプリアンプに使っています。
ハナバッハ・ミディアム(黒)を張っています。
購入店(年):クロサワ楽器Dr.サウンド(お茶の水, 2010)
最近ではライヴなどで一番弾く機会の多いエルナンデスです。ライヴだけでなくどこへでも連れて行きます。夏の川辺のキャンプ、雪山のロッジ。酷使されていますがその分手になじみ、低音の太さ、高音の清亮さがいい感じです。ピエゾのピックアップは付いてますが生音もしっかりしているのでマイク録りでもいけますし、特にピックアップのNatural 1とプリアンプのGigproとの相性が良く、ステージでの使い勝手もいいです(プリアンプを通さずにギターアンプやPAへ入力するとピエゾっぽい音になってしまいます)。写真は馴染みのロッジ風ペンションに泊まった際リビングダイニングでくつろいだときのものです。ギターと周囲がマッチしています。