2nd Solo Album「Duet」(2023年)

All the compositions by Eiichi Akiyama.

Recorded at the personal studio, Kanagawa, Japan, during November 2021~December 2022.

Photography by Eiichi Akiyama.

2023 All rights reserved. Released from Mixpalette Corporation (Kanagawa, Japan) MXPL-0002.

Unauthorized duplication is a violation of applicable laws. Made in Japan. ¥2,200 including tax.

 

Eiichi AKIYAMA, guitar (1~12), ukulele (13)

Asako AKIYAMA, flute (2, 3, 4, 7, 10)

Shouji YASUDA, soprano saxophone (12)

2nd Solo Album「Duet」が完成しました。自宅スタジオにて2022年12月まで準備含め1年半かけて録音しました。オリジナル曲全13曲。アルバムタイトルのように13曲中6曲でフルートやソプラノサックスとのデュエットでお届けします。2023/1/1発売開始。

販売価格¥2,200(税・送料込み)

お求め&お問い合わせは、「ASK」より承ります。

曲解説

1. Jimny's Box

Machida Jazzoo Quintetと和光大学の伊藤ゼミとのコラボレーション企画を和光大学鶴川ポプリホールで定期的に行ってます。その伊藤先生から「ジムニーのラジコン映像を撮りたいので1分程度の音楽を付けて」と頼まれました。スズキの4輪駆動車ジムニー(昔、スズキエスクードに乗ってました。今は訳あって違う車に乗ってますが次のチャンスがあればジムニー!)は昔から大好きだったのでラジコンのイメージというよりジムニーがいろんな場所を駆け抜けるイメージで音楽を作ってみました。

Jimny's Way (2022.6)

緑深い林の中を駆け抜けるイメージ。

凸凹 (2022.6)

悪路もなんのその。淡々と。

In Blue's Green (2022.6)

ブルージーなイメージ。1分程度の短い曲のリクエストだったので、1コーラス6小節の変則ブルース。曲名はマイルスデイビスの名曲Blue In Greenをもじって。

Over The Rock (2021.5)

実際には怖くて出来ないけど岩を乗り越えて。ちょっと前に書いた音のスケッチがイメージに合うと思って整えてみました。

Jimny's Way (short version)

音楽仲間でもある木下庭園管理の「横浜マイスター・木下 透の剪定講座YouTube」が好評です。判りやすく僕も良く参考にしています。剪定映像のBGMに僕の音楽を使って頂いていますが、オープニング音楽にJimny's Wayが向いているのでは?と提案したところ、短くして欲しいとリクエストされたので20秒程度のショートバージョンを作りました。(実際にはもっと短くということで10秒程度のバージョンが使われています。)

2. choro pequeno (choro-I, 2015.5)

今回録音に参加頂いたサックス奏者の安田昇司さんはフルートも少しやるということでフルートの練習曲のつもりで2015年に安田さんのために書きました(実際にはまだ吹いてもらっていませんが...)。その後、自分の音楽ユニットBalladsでボーカルとコントラバスのリードで演奏したこともありましたが、やはりフルートのリードが似合うなと思い、フルート奏者の娘、あさ子に吹いてもらいました。明るい曲調の、ちょこっとだけひねりを加えた「ちっちゃなショーロ」です。

3. 待ち合わせ (choro-II, 2020.7)

新型コロナウィルス感染症の大流行によって、演奏は勿論、人との交流もままならぬ状況下、不安を抱えながらも仲間と何かしたい。そのための「持ち合わせ」。長調と短調を行き来するショーロらしい曲になりました。ブラジルには行ったことはありませんが、器楽曲のショーロは好きで一時期良く聴いていました。当初、ギター独奏用のショーロとして書いたのですが、やはりショーロにはフルートが似合うなと思い直し、二重奏用に書き直しました。

4. choro labinríntico (choro-III, 2020.12)

これもはじめはギター独奏用に書いたショーロだったのですが、フルートとの二重奏用に書き直しました。ショーロは調性のはっきりしたものが多いのですが、和声が解決しない、ころころと転調を繰り返してゆくのが面白い「不思議なショーロ」です。当時、出口の見えないコロナ禍、悶々と過ごした気持ちも表しています。

choro-I〜choro-II〜choro-IIIは軽快〜モデラート〜快速と組曲的になっています。今回、娘のフルートをフィーチャーしたこのアルバムDuetの目玉です!

5. A Little Rose (2022.2)

急に思い立ってミニバラの鉢を買いました。鮮やかな赤い花が咲きました。家の中に鉢植えがあるのはいいものだなあと感じました。そのミニバラから着想した曲です。僕の好きなブラジルのGaroto作曲の「Inspiração」のような美しいアルペジオのイメージを重ねてみました。因みにそのミニバラはその後、元気がなくなってしまったのですが、地植えして世話を続けていたら、また元気に小さな赤い花をつけるようになりました。

6. 私のchacarera (2013.12)

アルゼンチンのチャカレッラのリズムは二拍子系と三拍子系が絡み合うとても魅力的で引き込まれるポリリズムなのですが、なかなかに難しいです。このチャカレッラから着想を得て、自分なりの解釈の「私のチャカレッラ」を2013年に書いてみました。この曲はBalladsの2ndアルバム「Voice」(2014年)にEgo Identityという副題で収録しました。このレコーディングの時、僕のアイデアで岩佐尚美さんの唄と大竹弘行さんのコントラバスの二重奏でやってもらいました。尚美さんの書いた物語性のある歌詞と大竹さんのコントラバスがとてもユニークな世界を作り上げています。自分で書いた曲ですが自分の演奏では何も残っていなかったので今回、ソロギターで取り上げました。今回の演奏では、フォルクローレでよく用いられるボンボを意識したパーカッシヴな響きも取り入れています。

7. あかり (2017.12)

小田急江ノ島線南林間駅近くにある、老若男女が集う地元に根ざしたコミュニティカフェを目指して開業した「マチツナガル あかり食堂」に当時活動していたmúsica das montanhas、Balladsやbaile silenciosoなどのユニットで何度か演奏しました。理想に燃えたあかり食堂を応援したい気持ちで「あかり」を作りました。尚美さんが素敵な歌詞を書いてくれ、Balladsの大切なレパートリーとなっています。 https://youtu.be/VquPtwUVS_w 今回はフルートとギターの二重奏にしてみました。あさ子のフルートの素朴な響きが、曲の味わいを深めてくれています。

8. Etude for arpeggio (2020.2)

この曲は曲名そのままですが、ギターのレッスンに使おうとアルペジオの練習曲として書きました。

9. Homework (2020.9)

新型コロナウィルス感染症の流行によってライヴ演奏が無くなりましたが、自分の音楽を見つめ直そうと1st Solo Album「Solitude」を2020年7月に作りました。でもまだコロナ禍は社会を麻痺させたままでした。何か目標を立てないとと思い、遠く離れたBalladsのメンバー(尚美は佐賀在住、大竹と秋山は神奈川在住)に会いに行けますように、そして新しい音楽を奏でることが出来ますように、という気持ちを込めて「宿題」を作りました。ジャズコンボやピアノトリオなどが似合うジャズワルツです。今回はソロギターです。

10. Ihwa(梨花)(2018.4)

半音進行が特徴的な、一番自分らしさのある曲です。曲を書いた直後、2018年4月末に韓国ソウル近郊の梨花洞(イファドン)に音楽仲間と泊まる機会がありました。坂の街で映画の撮影場所としても有名とのこと。坂途中の街並みはとても趣があり、坂を登り切った夜景はとても美しかったです。イファドンのコンドミニアムで音楽仲間と酒を飲み余興で作ったばかりのこの曲を一緒に演奏したりしました。なんだかとてもイファドンの雰囲気と曲がマッチしているように思えて、帰国後、この曲の題名をイファ(梨花)としました。今回フルートとの二重奏に編曲しました。

11. Hasta Manãna... (2012.6)

短い曲ですが2012年に木管四重奏曲として作りました。DTMですが木管四重奏曲バージョンをYouTubeでお聞き頂けます。https://youtu.be/u8rW2Xlv8MM

Hasta manãnaはスペイン語、日本語で「また明日」の意。ちょうどBalladsの1stアルバムの録音を終えた直後、Balladsの活動をこのまま続けることが出来るのだろうか?とちょっと弱気になり、また明日もこうして続けられますように、という気持ちを曲にしました。今回、ソロギター用にアレンジしました。

12. Good Night... (2021.12)

サックス奏者の安田昇司さんとデュオでライヴしたり、ベースを加えたRincan Trioで演奏したりと共演する機会が度々ありました。音は勿論、フレーズも生きていて、一緒に演奏していて良い刺激をいつも頂いているのですが、安田さんのサックスをフィーチャーしたバラードを書きたくなり、作りました。普段はテナーサックスで演奏しているのですが、ギターとの音域バランスなど考えて、今回僕の我が儘を通して頂き、普段吹く機会の少ないソプラノサックスで演奏してもらいました。静かにしっとりと...そして絶妙のタメと揺らぎのフレーズ。「お休みなさい...」

13. casa de ukulele (2012.3)

元々、前掲の「Good Night...」でアルバム完成の予定でした。2022年11月末、とうとう新型コロナに感染してしまいました。どこでどうして感染したのか未だに判らない… で、突然一週間の自宅療養生活に。幸いほとんど症状も無く、後遺症もほとんどありませんでした。自室にこもり、買ってからほとんど弾いていなかったウクレレを引っ張り出してポロポロと遊んでいました。なんだか少ない音でもサウンドするウクレレがだんだんと楽しくなってきていろんな曲を手探りで弾いていました。ふと弾きだした自作曲の「casa」(Balladsの1stアルバム「Travesía」のラストに収録)がウクレレサウンドにマッチする気がして、3日ほど練習して録音しました。そして自宅療養が明けました。

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*ライヴスケジュールを更新

  (2024/4/24)

2nd Solo Album

「Duet」が完成!

2023/1/1より販売開始

1st Solo Album「Solitude」が完成!

2020/7/1より発売開始

(2020.6.29)

*Balladsの2nd Album「Voice」が完成!2014/8/1より発売