このアルバムは2014年ブラジル・ディスク大賞関係者投票で3位にランクイン、関係者の中では1位に推す方も結構いました。曲はすべてGuingaによる作曲、Paulo César Pinheiroによる作詞による作品集で、Dori
Caymmiはじめ錚々たるアレンジ陣に管弦楽団の演奏。室内楽のような緻密なアレンジと表現の多彩さが際立つ。モニカ・サルマーソは、ギンガのうねるようなメロディーを決して平坦でなく、しかし表情を付け過ぎずに、素晴らしい歌唱を披露しています。2011年のアルバム「Alma Lírica Brasileira」でも端正な歌唱を聴くことが出来ますが、クラシカルな印象がありました。「corpo de
baile」ではさらに豊かな、聞くたびに発見のある、ひなびな田舎にも、洗練された都会にも感じられる素晴らしいアルバムです。