Matereré TRIO

Matereré TRIO(2009)

Mauricio Bernal: marimba

Horacio Castillo: guitarra

Cacho Bernal: percusión

のトリオによる、2008年8月19-22日にアルゼンチンSanta Feでレコーディングされた唯一のアルバムです。

マリンバとクラシックギターとパーカッションのアコースティックな響きが何処までも心地よい、素晴らしいアンサンブルが聴けるアルバムです。曲目リストにはフォルクローレの様式が書き添えられていて、オリジナルな響きを求めながらも、フォルクローレに根ざした音楽であることを伝えています。こういう編成のアンサンブルは初めてでしたが、全く違和感無し、すぐ心にしみ込んできました。ギターのカスティージョは13曲中、1. 3. 5. 11. 12. 13.の6曲を提供しています。1曲目始まったとたんMatereré TRIOの世界がサーッと広がります。2.「ウルグアイ河の歌」は親しみ易いリズムとメロディー、つい口ずさんでしまいます。4.はソロギター。こういうのもchamaméなんですね。とても端正な響き、何とも味わい深い演奏です。7. 8.は2曲続けてRudi Flores作のchamaméです。チャマメらしいホノボノとした演奏です。9.はブラジルMPBの名曲のショーロアレンジ(diskunionサイトから)とのこと。ブラジルのショーロとは異にするがギターとパーカッションだけで場面展開のある息の合った好演が聴ける。12.のjoropo、初めて聞く様式ですが、小気味好いリズムとフレーズが駆け巡る。3人がそれぞれにキラキラしてます。

 トリオだけの演奏でこれだけの色彩感、広がり。3人がそれぞれに欠くことの出来ない存在です。恐れ多いですが我々Balladsの音世界もこうありたいです。アルバム全体の方向付けになっているのはやはりCastilloの魅力的なオリジナル曲と言って良いでしょう。Latinaの紹介文によると、Horacio Castilloは2009年に交通事故で亡くなられたそうです。享年37才です。diskunionのサイトからMatereré TRIOの面々の写真を拝借させて頂きます。左からMauricio Bernal, Horacio Castillo, Cacho Bernal、もうこの3人による極上のアンサンブルが聴けないとは…

1. Pombero (polca)

2. Canto al río Uruguay

3. Chamarra de los chivatos (chamarrita)

4. Mirame (chamamé)

5. Madrugada y serenata (chamamé)

6. El dominguero (rasguido doble)

7. Al negro Ave (chamamé)

8. Repiqueteando (chamamé)

9. Disparada (choro)

10. Madrecita (polca)

11. En la siesta misionera (chamamé)

12. El Poli (joropo)

13. Niña viento (guarania)

Matereré CUARTETO

SUQUIPUQUERO(2013)

Mauricio Bernal: marimba y acordeón

Oscar Peralta: guitarra

Cacho Bernal: percusión

Gonzalo Varmelé: contrabajo

ゲスト;

Ramón Ayala: recitado (2.)

Coqui Ortíz: voz (6.)

Eugenio Zeppa: clarinete (12.)

Matereré TRIO同様、chamaméを中心にした素敵なアンサンブルが聴けます。1. 7. 13. は前作「Matereré TRIO」のギター、亡きカスティージョの作品。1.はchamaméを軽快にした感じのpolca。リズミカルに駆け抜けます。2.ゲスト、フォルクローレ界の大御所Ramón Ayalaの曲で本人による朗唱、さすがの存在感です。演奏はPeraltaのギターとCacho Bernalのタブラだけとシンプルですが、印象的なリズムと起伏に富んだ好演です。Peraltaのアレンジとのこと。3.はアルバムタイトル曲、(多分リーダーの)Mauricio Bernalの曲、うねうねしたマリンバのラインが印象的です。でもなんというか煮え切らない感じ(苦笑)。でもそれが狙いなのかも。4.は新加入のPeraltaの曲、なかなか雰囲気のあるメロディーの曲。今後のMatereréの方向付けが表れているように感じます。7.カスティージョの曲をMauricioのマリンバソロで。曲は明るいですが、陰影のある、もの悲しげにも聞こえるマリンバ。8.正統派polcaの演奏をピシッとキメて、9.はグッとテンポを落として3.にも通じるアンニュイな感じというのか、内向的な繊細なアンサンブル。11.もRamón Ayalaの曲、Peraltaのメリハリあるソロギターが心に沁みる。いいなあ、これ。12.「その川の思い出」と訳すのだろうか?Mauricioのアコーデオンの哀愁を帯びたメロディー、Zeppaのクラリットソロも郷愁をそそる。物静かだが、ギター、ベース、タブラの伴奏もじわじわときて心の琴線に触れる。一見(一聴)(かなり)地味だが最高のアンサンブルを聞かせてくれる。新生Matereréの真髄がここにあると思う。13.最後にMatereré TRIOにも納められていたカスティージョのchamamé。初めと終わりをカスティージョの曲で締めて、やはり彼に捧げられた、皆の想いの詰まったアルバムなのだろう。

1. Candelaria (polca)

2. Amanecer En Misiones (gualambao)

3. Suquipuquero (polca)

4. Cuña Pirú (chamamé)

5. Mi Barquito De Esquelita (polca)

6. El Patio E’ña Polí (rasguido doble)

7. El Porá (chamamé)

8. Ternura (polca)

9. Tus Lágrimas (guarania)

10. Kilómetro 11 (chamamé)

11. Posadas Del Ayer (vals)

12. Memorias De Río Propio (guarania)

13. Madrugada Y Serenata (chamamé)

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